
走行中のマシントラブルの対処法
A 走行中のマシントラブルの対処法
マシントラブルと、その原因
安全チェック等を入念に行ってから出艇した場合でも、転倒などによつてエンジン等にトラブルが発生する司能性もある。指導員として大切なことは、あらゆるトラブルに対し適確に判断し、対処できるようにしておくことだ。
出艇前のチェックなどで判断できなかったトラブルとしては右の表のような現象と要因が考えられる。このような現象が発生してしまった場合には、水上での点検は行わず、自力で戻れる場合は自力で、また無理な場合は曳航で速やかに陸上に戻ることだ。ジェットスキーに何か異常か感じられたら、すぐに指導員にそれを報告するよう義務付けておくことも大切だ。無理をしてそのまま乗っていると、大きなかる場合もあるからだ。

エンジン内に水が入った場合の対処法エンジントラブルは、まず水を疑え/といわれるほど、水の影響によって発生する場合が多い。持にビギナーの場合、乗り込み時に右へ横転することか多く、もしこの時にエンジンが停止していると、排気系からエンジンに水が侵入してしまう。これはスパークプラグの水をふき取れは、またエンジンを始軸させることができるので、ビギナーには、せひこのスパークプラグのチェックおよび処置の仕方を指導したい。またエキスパンションチャンパ内に冷却水が残っている状態でジェットスキーを右に傾けた場合にも同じトラブルを起こす。この場合は右の写真の要領で点検・対処する。


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